記憶の落丁 機械の明滅
拙い調子の女の声
手頃な動力に飲んだ飲料の
空き缶を転がして笑う
廃材の隣 轟音の声は
ある意味彼等の証明です
ガラクタの山に見定めた価値は
別の丈尺を拒むみたい
誰かの夢を声に出して歌う
盲目も喧騒も皆連れ去ってくれ
彼女のいる景色は
それは残酷な夏でしょう
彼等のいる景色は
それは何もない夏でしょう
開いた窓の外の群青が
濁って街を呑むんだ
夏の雰囲気がさ
何故か怖くて
思考の乱丁
機械は尚、明滅の真っ最中
狂ったパースと人の影が
動態を絶やさない
さァ、叫び出した上空の旋律
一人で見つめる手中はただ
空白を攫うだけ
彼女のいる景色は
それは残酷な夏でしょう
彼等のいる景色は
それは何もない夏でしょう
君の仕草と
柑橘の香料と
狂った熱が永遠のまま
- 作詞
夏終了介
- 作曲
夏終了介
夏終了介 の“サマーチャイルド”を
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