電波塔
遠方の赤色を覗き込む救急車
搭乗者が言うには
人工の生命に価値は無いらしい
当事者は観覧車の周りをふらふら
後日には三枚刃の間合いに散って
電波塔
炎上の景観を直視する消防車
搭乗者が言うには
時代など根底に価値が無いらしい
気が付けば観覧車の真下でふらふら
近代の雑音にプリズムをかざせ
上空、巨大な飛行艇が片言で
生を問う、生を問う、
生を問うている
公園、数多のマトリョーシカが
片言で
愛を問う、愛を問う、
愛を問うている
上空、巨大な飛行艇が片言で
生を問う、生を問う、
生を問うている
公園、数多のマトリョーシカが
片言で
愛を問う、愛を問う、
愛を問うている
万空、有して飛行艇が人間の
生を問う、生を問う、
生を問うている
庭園、無限にマトリョーシカが
人間の
愛を問う、愛を問う、
愛を問うている
- 作詞
夏終了介
- 作曲
夏終了介
夏終了介 の“飛行艇とマトリョーシカ”を
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