今日も誰かが人生の幕を閉じる
椅子の配置が変わってしまう前に
その役割をこなしていくだけだと
蒼白に彩られながら紛うのだろう
ふと翳した掌は
母親の針刺しより
多くの針を知ってしまっている
刹那の夢を売り
武装し強奪する
いつだってリアリストだが
ポピュリズムとは相慣れやせず
いつまで一緒に?
いつだって堂々巡りだ
極彩色に舞うアゲハは
皐月だというのに舞狂ってる
彷徨(ほうこう)と暴力と注射器の片手間に
その頭に降り込める
どれ程の後悔の果てに
どれ程の絶望の果てに
俺は行けるだろうか?
あいつにもいつか虹がかかるのだろうか?
針穴に奔る(はしる)虹彩が
薄氷の如き足場を形成していく
願いはなんだって叶えてくれる
代償は願いと同等
若しくはそれ以上
君が信じるのであれば
出自も所詮は外道と変わらぬ
大小様々 千態万丈
導と信じた架け橋渡るが
皆皆背中は赤く焼け爛れている
暗澹たる中天から覗く蒼空が
優しい笑みで手招きしている
誰が俺にその役を振ったのか?
俺がそう願ったのか
毒に浸す
嗚咽!
毒に浸す
愉悦!
さぁ見つけた
今宵の犠牲者か
命の砂時計は
無惨にも冷え切っている
俺の傷口は
俺の吐いた膿で
腐り果てている
まったく酷いものだ
あの頃に戻れるというのであれば
這いつくばってでも戻るのに
今となっては
あいつの白い肌が
俺をより
黒くあろうとさせるんだ
お互いの指を切って重ねる
血の契り 子供のやる事だ
誰も彼もがやったであろう
遠い昔のこと
顔の皮を吊り上げてやれば
彼女の尻は地面に近づく
代償は見合った分だけ
秩序が歪んだ分だけ
歪んだ鏡に映した世界で
書物から学び得なかった事を
混ぜ物から繰り広げる世界で
産声にも似た残響和音を
行き交う人の波
誰もが皆、早足で
人生を走っている
終わりまでが手にとるように
分かってしまっている
だが歩み止めず
年輪の刻まれた手が
死の切符を渡す日まで
毒に浸す
嗚咽!
毒に浸す
愉悦!
どうしてこんなにも孤独なのか
あぁそうだ
誰だって
俺だって
そうだ
エフェドリンでも
アンフェタミンでも
メタンフェタミンでも
プソイドエフェドリンでも
ジヒドロコディンでも
デソモルヒネでも
合成カナビノイドでも
寄り添ってはくれないんだ
だから泣かないでくれよもう
今日も誰かが人生の幕を閉じる
- Lyricist
Suicide methods
- Composer
Suicide methods
Listen to Drench in poison by KODOKU
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Good, evil, neither good nor evil, and those swords. ~Whether good or bad deeds, retribution is inevitable if we follow the shadows.~ [zenakumuki zenakunomukui kagenishitagaugagotoshi]
KODOKU
- 1
Chushingura
KODOKU
- 2
Lord of the Flies
KODOKU
- ⚫︎
Drench in poison
KODOKU
- 4
Rolling Away, Zuicho End of Life
KODOKU
- 5
misery
KODOKU
- 6
Meteor Remnants
KODOKU
- 7
The malice that carries itself and
KODOKU, Suicide methods
Artist Profile
KODOKU
A thrash metal unit formed by Jizo Kubari (Vo) and Sucidemethods (Gt). Their songs feature speedy development influenced by Death/Fear Factory and other bands.
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