歌詞

排反的リテラシー、偽りも真実も嘘らしい。

無知なんて隠せばいい、そう思う自分すら妬ましい。

鏡像、捻じ曲げた残像。脳内を駆け回る反証。

息を殺した。そうして眠りについた。

視線の背後に　遺された憂いの造花

歪んだアイロニー　冷えた本心を満たして

不明の最期に　呪われた雫が頬を伝う

沈んだ藍の日　褪せた感性が浮かんだ部屋に籠って

ずっと祈ってたいのに　いつもの様に願ってたいのに

ずっと縋ってたいのに　一人でそっと唄うメランコリー

止まない後悔　過去も今も未来も虚構なんだし

嘘でもいいと思うような今日だった

紡いだ哀のみ　狂いそうな呼吸は透の裏

途絶えたランドリー　風は凪いでいる　濡れ衣を纏うだけ

消えたい　消えたいのに

当たり前もいないのに

「いつか救われる」なんて思い込み

跡形もなく吐いていて　ねえ

真実は知らない　言わないで

毒の糸も結んで解いて

震えた心も置いておくつもりで

もう放っておいて　どうか

ようやく終わった、目が醒めたらただの部屋だった。

夜は葬った、何事もなく朝が泳いでた。

まだ時計の針は寝ている。この体温も霞んでいる。

ふと鏡を見た。そこに私の姿はなかった。