

雑踏の中立ち止まる
誰も私の名を知らない
イヤフォンから流れる歌
どれも眩しくて痛いだけ
描いた未来は遠く
埃に埋もれた地図
頑張れの言葉が毒
立ち上がる力もない
透明な壁に囲まれて
叫んでも声は届かない
見えない鎖に縛られて
錆びた船のように沈む
生きる意味を探すほど
息苦しくなる世界
呼吸を止めたいけれど
願うことさえ許されない
夜空を見上げ星数える
子供の頃の癖のまま
あの頃の私に伝えたい
大人は孤独を抱くもの
夢は蜃気楼のように
追えば追うほど遠ざかる
もう信じたいなんて
傲慢だと知っているから
透明な壁に囲まれて
叫んでも声は届かない
見えない鎖に縛られて
錆びた船のように沈む
生きる意味を探すほど
息苦しくなる世界
呼吸を止めたいけれど
願うことさえ許されない
- 作詞者
らるみん
- 作曲者
らるみん
- プロデューサー
らるみん
- ボーカル
らるみん

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透明な壁
らるみん
現代の孤独と閉塞感を歌い上げる、魂の叫び。
タイトルの「見えない壁」が象徴するように、本作は現代社会に生きる人々が抱える根源的な孤独感と、そこから抜け出せない閉塞感を赤裸々に描き出した楽曲です。
雑踏の中で立ち止まり、誰にも名前を知られない日常。眩しい「頑張れ」の言葉が毒となり、描いた未来は遠く、塵に埋もれた地図のよう。
「透明な壁に囲まれて 叫んでも声は見えない」「見えない鎖に縛られて 錆びた船のように沈む」というコーラスは、他者との間に存在するコミュニケーションの壁や、自身を縛りつける内面の葛藤を、痛切な言葉で表現しています。
夜空の星を数える子供の頃の癖と、孤独を愛さざるを得なくなった大人の自分。夢が遠ざかる中で、それでも生きる意味を探してしまう息苦しい世界。
この楽曲は、孤独を抱える全ての人々の心の奥底に響く、静かなる、しかし力強い魂の叫びです。
聴く人の心に寄り添い、共にその「見えない壁」の存在を認識することで、かえって一歩踏み出す勇気を与えてくれるかもしれません。
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らるみん
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