歌詞

通り過ぎた季節追いかけて

貴方の背中(すがた)まだ探して

もう戻らない時待ち続けては

寒空に涙

嗚呼　慣れたものね

強がりも切なくて

貴方の温もりが

今でも私の胸に

枯れ葉舞い散り足を止め

空を見上げ息を吐くの

このままじゃ置いていかれるわ

私ひとり　木枯らしに抱かれて…

裸の枝が匂わせる

真っ白な季節の気配

吹きすさぶ枯れ葉の香りに

貴方思い出す

赤いマフラーから

漏れ出す白い吐息

ぽっかり空いた右側

こんなに寒かったのね

会えない時間(とき)がこんなにも

私を我が儘にしたの

会いたくて　会えなくて

貴方の温もり探しているの…

手を伸ばしても届かない

分かってる、だけど今は…

貴方を想う　それだけで

私の心に火が灯るの

歩み進めるたび聴こえるの

私に重なる足音が

シンクロしてゆく影ふたつ

貴方とふたり　晩秋の中に…