Lyric

空を仰いだ

「朝が来たなら、

願い事を一つだけ思い出してみよう」

「お話をしよう」

夜が明けたら

雲ひとつもない青空みたいだ

せーの、で飛び出そう

「あのバス停まで、

先に着いた人の勝ち」

夏の日の思い出

ああ、まだ 忘れないな

いつか見たような景色に見とれてたんだ

光輝いている

あの星を描けば

離れないよう繋いでいく

空と空を引いた線で奏でた

遠ざかっていく

夏のポラリスに

目を塞いだ

髪を濡らした

雨が上がれば

水溜まりに映ってた

笑顔が揺らいだ

ああ、まだ

眠れないな

いままで使った言葉を届けるから

光輝いている

星空の雨は

離さないよう繋いでいく

指と指で引いた線で奏でた

遠ざかっていく

夏のポラリスに

手を翳した

「ほら、泣かないで」

言葉を繋いで

ありがとう、と伝えよう

声と声を合わせて叫んだ

輝いていく

星空を描けば

離れないよう繋いでいく

指と指で引いた線で奏でた

遠ざかっていく

夏のポラリスに

手を重ねた

昔話をしよう

雨が上がれば

あの日のような群青が

広がる気がした