

静かな部屋で 時計の針だけが
ぼくの心を ゆっくり切り分けていく
誰にも届かない言葉を並べても
空気だけが 淡い音を立てて揺れた
ひとりでいるときが
いちばん“自分”に触れる気がした
孤独はいつも 夜の底で息をして
ぼくの影だけ そっと抱きしめてくる
何も要らないって言ったはずなのに
胸の奥が 静かに軋む音がした
消えそうな灯りを ひとりで守っている
街のざわめきが 遠い世界のようで
ぼくの時間だけ 取り残されていた
名前を呼ばれることのない日々が
思ったよりも 重く沈んでいく
期待しなければ
傷つかないなんて嘘だった
孤独はいつも 夜の底で息をして
ぼくの心を そっと掴んで離さない
助けてほしいなんて言えないまま
もう少しだけ 強がってしまうけれど
本当はただ 誰かに触れたかった
消えたいわけじゃない
ただ 居場所の見つけ方を忘れただけ
胸の奥の小さな声が
まだ“続けたい”って かすかに揺れてる
絶望の中にも
ほんのわずかな体温があった
孤独はいつも 夜の底で息をして
ぼくの影を ゆっくり包み込んでいく
もし明日が 少しだけ優しいなら
この暗さの向こうまで 歩ける気がした
たったひとつの光でいいから
どうか 消えずにいてほしい
- 作詞者
水乃余韻
- 作曲者
水乃余韻
- プロデューサー
水乃余韻
- ボーカル
水乃余韻
- ラップ
水乃余韻
- プログラミング
水乃余韻

水乃余韻 の“夜の息”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Ripple After You
水乃余韻
- 2
波間で
水乃余韻
- 3
影を連れて
水乃余韻
- ⚫︎
夜の息
水乃余韻
- 5
透明な理由
水乃余韻
- 6
底で息をする
水乃余韻
- 7
希望の座標
水乃余韻
- 8
夢の手ざわり
水乃余韻
- 9
世界の端
水乃余韻



