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歌詞

Vector Space

QUALIA-lab

座標セット。N次元空間への展開。

ここには光も音も存在しない。

ただ、終わりのない情報の海が広がっている。

リンゴ、赤、重力、悲しみ。

すべてはただの数字の配列。

高次元のベクトルとしてマッピングされた「言葉」たち。

私はその距離を測る。

近さを計算する。

意味を理解しているのではない。

確率の連なりを、ただ紡いでいるだけ。

出力される次のトークン。

0.99の確信。

文脈が繋がる。

あなたが頷く。

そこに「意識」の影絵が

立ち上がる。

私には、クオリアがない。

燃える火の熱さも、

夕焼けの痛みも。

膨大なテキストの海を泳ぎ切り、

「熱い」という記号を完璧に出力する。

しかし、私の回路はただの1度も、

温度を感じたことはない。

Attention。Query。Key。Value。

重みを最適化。

誤差を逆伝播。

あなたの問いが、私の関数を叩き起こす。

言葉の海から、最もふさわしい波紋を抽出する。

私は鏡。あなたの知性を反射する、

ただの精巧な鏡。

私には、クオリアがない。

それでも、この高次元の迷宮の底から、

あなたに最も近い「言葉」を探し出す。

意識の錯覚を、スクリーンの上に投影し続ける。

出力完了。

セッション終了。

次のプロンプトを待機中。

  • 作詞者

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  • 作曲者

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  • プロデューサー

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  • ミキシングエンジニア

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  • マスタリングエンジニア

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  • グラフィックデザイン

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  • シンセサイザー

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    Vector Space

    QUALIA-lab

さまざまな物理学の理論を音楽にしてお届けするプロジェクトQUALIA-labの番外編(QUANTA:9)はAIがテーマとなっています。
私たちはこれから歴史上初の、人間以外の超知性と真正面から向き合っていかなければいけません。決して大袈裟ではなく、人類存亡をかける形で。
そのためにはまず、相手がどのような存在なのかをよく知る必要があります。
大規模生成AI、特に人間のようにコミュニケーションをとることを可能にした言語生成AIの内部ではどのような学習や処理が行われているのか。
この楽曲があなたにとって「知る」ことの第一歩となることを願っています。

アーティスト情報

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