うざったいアピールはもういい 素性の知れないプロフィール
格安のプライド並ぶ Show Window ハイスピードなスワイプで逃避行
待ってるのは直のラブコール どんでん返しの脚本
誰も想像すらしてない ミスキャストなんてどう
奮い立つような Wave いつか乗りこなしてMake
風を読めるほど器用じゃないから マイクに息を吹きかける
センター Freeway 邪魔は入らないこのゲーム FishyなFlowでMaze泳ぐ
ひたすら探してる Check Point 全方位にEcho
温度のない返答 音沙汰なしよりはマシな演奏
惰性で鳴ってる音もまた美しく
Echo Echo Echo Echo Echo Echo Echo
ちょうどいい高さを知らない ちょうどいい深さを知らない
Echo Echo Echo Echo Echo Echo Echo
Echo Echo Echo
意味のないStealで何を証明したいんだ まるでLiar
見失った海岸 思い出せないぐらい離れちまったなもう
冷めた表情で見上げるヒエラルキー 頂上のリアリティ
のしかかりCracking どんなに世界がうまく偽っても
感じずにはいられない あるべき姿 とらえた奴と撃つ Sure Shot
理想のコードじゃないけど こうと決まれば 速攻のLaunch
システマティックに稼ぐカウントより 根拠ある数字にFriendy
トランジットなしで飛ぶ遠距離 Entry
Echo Echo Echo Echo Echo Echo Echo
ちょうどいい高さを知らない ちょうどいい深さを知らない
Echo Echo Echo Echo Echo Echo Echo
Echo Echo Echo
どっかの時空の小さなテーブルの下
女は物をねだる子どものように今
27cmの新しいスニーカーを何度も蹴ってきた
「このコード進行が好きなの」
見透かすような目で放たれたその一言は
黄色いバイエル止まりの男を新たな狂想曲へと駆り立てる
学術的理論を搭載しないTRINITY
音階のない音と混沌としたトーンのFeeling
ドとレの間を知りたい男は
三分の一と循環小数0.333の不一致についても考える
ファンタジア2000のラプソディインブルー
ブラウン管から漏れるその映像の光が
真っ暗な部屋を照らす青いひとつの照明
やがて古着に身を包んだあの薄化粧の女の意味深な笑顔は
奇妙なエレクトロピアノの音色にかき消された
次の春はまた返ってきたが
あのひとは帰ってこない
返事のない液晶画面
男はくたびれた枕にそれが運命であるかのごとくしがみつき
いつしかその運命に後頭部をあずけて眠る
結びつかないのが前提ならば
あの悪戯なささやきはなおさらエロティックなものにもなるが
瞬時に1億光年先に飛び立つような幻でもあるな
絵に描いたような夕暮れの運動場で下手な芝居を打って
無理矢理に物語の続きを書き足そうとするが
女は苦笑いで制止する
それが良心ってものだ
男は飲み干した空き缶を夕陽に向かって投げて
オレンジ色を反射するその金属は
K点のはるか手前でむなしく落下した
Gravity 一瞬がTimeless Echo
無駄はなく余韻のあるレイアウト
切り取った静止画はいつも動き出そうとする
過去は今でも蠢いてる
特に青い春とそれを待つ白い冬
ずっと聞こえてる
ずっと聞こえてる
- 作詞
COBA5000
- 作曲
NaBTok
COBA5000 の“Echoes”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
Time and Time again
COBA5000
- 2
Filament
COBA5000
- 3
Walk Slowly
COBA5000
- 4
Skit – insight
COBA5000
- 5
フライングクマムシ
COBA5000
- 6
Seesaw (feat. CHAPAH & NE Da Murakami)
COBA5000
- 7
Skit – outsight
COBA5000
- ⚫︎
Echoes
COBA5000
タイムレスな「つながり」と「余韻」をテーマに組み上げられたコンセプトEP。急流にさしかかった時代を象徴するキーワードや、それを静観する視点、自身の過去と現在のつながりの断片が散りばめられた作品になっている。唯一のフィーチャリング曲には、世代を超えて交流のあるCHAPAHとNE Da Murakamiが参加し、華を添えている。今作は全曲プロデュースを手がけたNaBTokが曲順を決め、要所にSkitを収録することでグラデーションを演出。冒頭からラストの余韻まで、じっくりと世界観を味わってほしい。
アーティスト情報
COBA5000
2003年頃まで、ZAGSYSTEMのMC兼ビートメーカーとして都内を中心に活動。B-BOY PARK 2003 MC BATTLE本戦、UMB2005 GRAND CHAMPIONSHIP、UMB2007 GRAND CHAMPIONSHIPに出場するなど、MCバトル黎明期に数々の戦歴を残す。2006年には自身の所属するWAQWADOMで1st Albumをリリースし、アンダーグラウンドシーンで大きな話題を呼んだ。その後、ソロでの活動を続け、2011年に地元千葉のクルーKOGAI UNITで1st Albumをドロップ。2012年にはプロデュースチームMAXIRIESで1st Albumをリリースした。一時活動休止を経て、現在はMAXIRIESのMC兼ビートメーカーとして再始動している。
COBA5000の他のリリース
MAXIRIES