Lyric

悪魔蔓延る世界にて

どっちもどっちのおままごと的な喧嘩ごっこに

幼子の敵は夜長の余計な淋しさ背負って

傾げた芽折って 待ちえた手とって

書道用具持ち 歩道橋降り 鼓動を打つとき モノトーンの星

この恩の通り いや驕り 俺にはできると思っててさ

ワンテンポ遅れ反転の満面の笑み

カーテンの奥三面鏡 写し鏡に破天荒な反面教師

河川敷に火炎瓶 野垂れ死に 割れたスピリタス

口に出す言葉すべて罪になる

当たって砕けて雪に舞う

茫然と見てた望遠鏡越しの桃源郷

少年の亡霊と覗く通せん坊越しの挑戦状

儚い高鳴り 瞬きまばたき

無駄な計らいに逆らいまた旅に出る

止まない雨 でも今日も羽搏いたね

なんでだよ…

俺は自殺するため生きてる

知ってる

これは始末するまで染みてく

そう折れた樹が結ぶまで満ちてる

いまだ燃えた火がくゆるため生きてる

街角 足跡 揃わぬ価値観

ガキだと嗤って離した立場

2こだけくれたありがとうだけ涙と一緒に焼き合おうよ

公園を荒らす野草 怨念こだまする中

また書き始めた少年とカラスの唄

淀んだ水面に死んでる惑星 美に照る剥製

親切なくせに金欠学生

貯金は底つき 虚心が殺す身 古民家横過ぎ

小高い手土産玄関前置き

背を向け陰折り無心に酒飲み

そろそろ辞め時

分かってっけどまた繰り返した

身を滅ぼす 知りつつ届かなかった

生き抜くこの身体… そう散りゆく木の葉かな

安らかに眠れ 書き連ねられた手紙の束

息吹き返せ 願いの墓からこの世界の中へと