Lyric

テールランプの群れ

加速していく夜の帳

瞳に映る景色、匂い

わかるわ

あなたはここにはいない

言葉の隙に込めた本音は

掴まれぬままため息と共に

さながら二人の未来の如く

流されて消えていくよ

砕けた星を集めて

もう一度夜空へと

白けた夜は霞んで

還らないのに

魔妖だとて

縋らせてよ、ダーリン

嗚呼、夜が明けるわ

ヘッドライトの灯り

揺らぐあなたと私

指から伝う微かな温もり

信じたい

ここにいる

道もわからず逆走したり

命の危険も楽しめていたの

ここが終わりと言うのならば

捨てるよ、弱虫な私

気づいて

苦し紛れに握った袖の端

私の涙を拭いて笑う

あなた、ずるい人

朝が来たとて

生きていたいの

隣には花を手向けて

砕けた星を集めて

もう一度夜空へと

白けた夜が霞んで

遠くなって消えるわ

思い出すの

初めてだった

同じ未来を見たのは

願うよ、

隣にはもういられなくても

来世でもまた愛して欲しい

窓辺に立ち月夜に誓うわ