

感情の再編に 回想の来会に
触れられない遠い日に 祈るように灯を
寄せ返る波で削れ象られた
記憶の果てのシーグラスを手にしていた
思い出の砂粒の中で煌めいて
光の航路で目が眩んだ
回想の袖を掴み損ねたなら
もう二度と思い出せないような気がするから
忘れたくないな 風の匂いも
一瞬だって一生だって変わらずにここで待ってるよ
きみがよく聴いていた 夏のあの歌を
思い出す度に 瞼に映るのは
僕の隣で 柔く口ずさんでは
少し照れて笑う横顔だけ
きみとよく聴いていた 蝉の鳴く声
風鈴の調べ 夕焼けのメロディー
打ち上がる花、夏が鳴る
同じ空を見ていた
夏風 清かで 忘られぬ思い出
上書きのパリンプセスト 文字の下の記憶へ
夏枯れ 空蝉 等しく降るは日暮れ
暈けて朧へ あの日の中で
くだらないだけの話に 目を伏せて笑う
銀紙に包まる棒アイス 当てるのはいつもきみだった
霧のように弾けたサイダー 波打つ水際、切るシャッター
あの写真の行方も憶えちゃいないまま
ただ流している 少しねじれたフィルムが
あいまいな感情の起伏を暈す
声から忘れて 仕草も遠くへ
朧に退いていく 汀線のランドスケープ
帰路の橋の下 河川敷、暗がり
線香花火は 僕が先に落ちた
ずっと隣で そうしていられると
僕はいつまで思えていただろうか
喉の下の言葉 バス停に夕立
解いた左手 今も探してた
光の中を歩いてくれ
あの日のまま
僕が願っていたものはきっと
過ぎた風景の中にあって
きっとなんでもないそれにずっと
祈りを模している
きみを神様にしたくないのに
疵も海霧にしてしまうほどに
何度でも 何度でも
胸を焦がしている
きみがよく聴いていた 夏のあの歌が
流れ出す度に 心に過るのは
その輪郭が 綻ぶほど触れた
美しい日々と、上書いたきみだけ
憶えているのは 僕だけだろうか
物語じゃない 小さな記憶だ
今も僕らに、夏よ鳴れ
きみを綴じるまま
青い、青い夏の中
夕、夕陽は暮れる
遠い、遠い記憶のまま
夕去、薄明かり
永い、永い夢のような
季節は風に踊る
いつまでも僕は
ただ、きみを思い出す
- Lyricist
yureryl
- Composer
yureryl
- Mixing Engineer
kamyu
- Mastering Engineer
kamyu
- Graphic Design
Yukichi
- Guitar
kamyu
- Vocals
Amamizu Aoi, Naga Ikiru
- Songwriter
yureryl
- Programming
yureryl, kamyu

Listen to sea glass by Raica
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sea glass
Raica
Vsinger天水あおい、Vtuber永いきるがVocalをつとめ、作詞/作曲/編曲をボカロP・ユレリル、MIX/Guitar/ArrangeをボカロP・かみゅが担当したVocaDuo2026参加楽曲。
Artist Profile
Raica
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