SOMETHING WINDOWのジャケット写真

歌詞

ソニーロリンズは早かった

シンムラテツヤ

20年ほど前職場の先輩が

ソニーロリンズのチケットを取ってくれた

それはSS席で1番前の席だった

ジャズも知らずソニーも知らず

僕はひたすら音を浴びていた

シャワーのようにその濡れた体を拭き取って

排水口に流れる

知ったかぶりスタンディングオベーション

その場に流れるいろんな感情を超えて

僕はその場を立ち去った

20年後僕はソニーロリンズにぞっこんだ

排水口の水を逆流させて

シャワーを浴びる前の状態になって

20年前のソニーに会いに行く

そしてソニーは笑っていた

穏やかで軽やかな

理想的なジャズメンに向けて

僕は立って拍手を送っている

1人でもスタンディングオベーション

そして20年前の僕に言ってやる

スウィングとは

どうしようもなく過去を愛するということ

20年前の僕にはまだソニーロリンズは早かった

20年前の僕にはまだソニーロリンズは早かった

そこで得たスウィングする感覚で

昨日も今日も明日も歯磨きを続けていく

  • 作詞

    シンムラテツヤ

  • 作曲

    シンムラテツヤ

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シンムラテツヤ4枚目となるアルバムは独自のカントリー・ブルース解釈アルバムに仕上がった。ルーツミュージックを土台としているが2022年の流行音楽とかけ離れているようでどこか近いものも感じさせる不思議な作品になっており、歌詞は何かについて歌われていないようで歌われているような不思議な視点から書かれたものが多い。これまでの作品同様シンムラテツヤ自身がすべての楽器演奏、録音とミックスを手掛けている。

アーティスト情報

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