Betray Front Cover

Lyric

Fogsigna

Kine Lune

霧が窓辺に降り立ち

街灯は ピンボケした瞳のよう

君の名前が ふわりと浮かんでは

ゆっくりと 沈殿していく

音を失くした この部屋で

時間は境界を 見失い

壁に張り付いた 吐息さえ

少しずつ 瓦解していく

思い出が砕ける音がする

水面に落ちた 硝子(ガラス)のように

誰も変化を 認めないまま

そっと 後ずさりしていく

霧の中で真相を 暴き出しても

君の顔は 霞(かす)んで見えない

すべての争いは 白い煙となって

指の隙間を 通り抜ける

自分を夜に 差し出して

沈黙に 語らせることにしよう

もしも愛が ただの試練なら

僕らはその 残骸(カケラ)にすぎない

エレベーターは 緩やかに降り

階層(ゆきさき)さえ わからないまま

廊下に伸びる 君の影は

ただ長く 引き摺(ず)られている

答えを問うのは もうやめよう

空気の中に しまっておくよ

言いさした すべての言葉が

胸の奥で 鳴り響いている

真相はあまりに軽く 誓いにもなれず

争いはあまりに遠く 終点さえない

僕らは お互いの間に

声のない 句読点を残した

霧の中で真相を 暴き出しても

見つけたのは 自分自身だけ

すべての証拠は 透明すぎて

何の意味も 持たなかった

夜明けが街を 貫くころ

僕はようやく 静寂を知る

証明するために 愛の傷跡を

暴くことは もうしないんだ

  • Lyricist

    Kine Lune

  • Composer

    Kine Lune

  • Producer

    Kine Lune

  • Vocals

    Kine Lune

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