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歌詞

赤乱雲

鈴木窓司

いい加減な時に体を起こして

憂鬱なニュースに溜息を吐く

冴えもしない体で

乗り遅れたグルーヴ

あなたに笑われることもなく

いつもより早く食べ終わった

今日のランチ

独りごちながら皿をさげる

宙に舞ったままの言葉を繋げる

乾いた涙が流れたまま

降りしきる雨が光を歪ませて

窓の外 街並が項垂れて笑う

このまま一人で明日を迎えて

高揚をあなたと

分けられないなんて

淋しいと思ってしまうわ

恐ろしいと思ってしまうわ

酸いも甘いも全部噛みしめて

ダラダラあなたと遊んでいたい

甲斐性無いだけの吹きさらしの夢

唐突に現実が怒ってみせる

勘違いの中じゃれるだけの日に

お怒りの電話に急かされる

洗濯槽に付いた汚れが付いた服

一つだけ生き残った服を救う

整頓中 雪崩で舞い上がった埃

お高めの咳にくたばりかけて

立ち昇る雲が焦燥と重なった

声の先震わせた君が目をそらす

そのまま一人で水を滴らせて

悲しい顔して俯いてないで

バスタブにお湯を張っておいた

心身を癒せるように

君が好きなプリン片手に

ケラケラおかしな話をしよう

降りしきる雨が光を歪ませて

窓の外 街並が項垂れて笑う

このまま一人で明日を迎えて

高揚をあなたと

分けられないなんて

淋しいと思ってしまうわ

恐ろしいと思ってしまうわ

酸いも甘いも全部噛みしめて

ダラダラあなたと遊んでいたい

  • 作詞者

    鈴木窓司

  • 作曲者

    鈴木窓司

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鈴木窓司による自主制作アルバム。作詞作曲・編曲・ミックス・マスタリング・ジャケットイラストを自らで行っている。

アーティスト情報

  • 鈴木窓司

    鈴木窓司(すずき そうし)はインターネット上で活動しているアーティスト。4月12日生まれ。理系。 中学時代に音楽を始め、次第に作曲に触れる。 人肌のような温かさをもつ音楽を目指して活動している。 2023年より活動を開始し、2月に初音源となるアルバム「branch」、6月にシングル「槿花一朝」、7月に「カプセルトイ」といった楽曲を配信し、それぞれの楽曲は異なるアプローチによって制作されている。 最新曲「Babycall」は緩やかなテンポにループするコード進行の中で展開される、ひとりでのくだらない瞬間を切り取った歌詞とメロディは、統一感と遊びのバランスが絶妙である。 また、ジャケットイラストは鈴木本人が初めてデジタルのみでのデザインを手がけた。

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