branchのジャケット写真

歌詞

ツァイガルニク

鈴木窓司

ゼラニウムの花が咲くまでに

言いたいこともあったと思う

過剰にも飲まされて寠れる

グラスに月が落ち込んだ

ヴェニットの髪飾りぶら下げて

光の中で笑う姿

澄み渡る晴れ間に

抑揚をつけるような羊雲

艶やかに枯れる花たち

遠くには綺麗な花の屋敷

そこの窓の奥で笑う

その口元を隠しながら

ゼラニウムの花が咲くまでに

知りたいこともあったと思う

捻れた色根が伸びている

ガラスの壁に映り込んだ

今でも首筋に流れてる

爆ぜるようにリズム打つ熱

翳る日の中でも

未だ滲むのは縹色

端の方がよれた本の山

本棚で隠れて潰れた栞

言葉のような音が鳴る

誰かのためと謳いながら

難しいことは分かった気でいた

あなたと同じに憧れてた

簡単なことすらこなせない僕だ

あなたの様にできそうにない

  • 作詞者

    鈴木窓司

  • 作曲者

    鈴木窓司

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鈴木窓司による自主制作アルバム。作詞作曲・編曲・ミックス・マスタリング・ジャケットイラストを自らで行っている。

アーティスト情報

  • 鈴木窓司

    鈴木窓司(すずき そうし)はインターネット上で活動しているアーティスト。4月12日生まれ。理系。 中学時代に音楽を始め、次第に作曲に触れる。 人肌のような温かさをもつ音楽を目指して活動している。 2023年より活動を開始し、2月に初音源となるアルバム「branch」、6月にシングル「槿花一朝」、7月に「カプセルトイ」といった楽曲を配信し、それぞれの楽曲は異なるアプローチによって制作されている。 最新曲「Babycall」は緩やかなテンポにループするコード進行の中で展開される、ひとりでのくだらない瞬間を切り取った歌詞とメロディは、統一感と遊びのバランスが絶妙である。 また、ジャケットイラストは鈴木本人が初めてデジタルのみでのデザインを手がけた。

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