

なんとなく浮ついて
このままが心地よいのに
泥濘が染み出して
また夜が恋しくなる
ぼやけた光の中
ふたり手をとって笑っている
知る由もないようなこと
知っている気がするんだ
同じ世界を始める鐘の音が
粘り強く僕を呼ぶから
手を伸ばし喉を鳴らして宥める
終わりがないように
広がって響く声を数えておくれ
おとなになっても覚えてる
継ぎ接ぎのぬいぐるみ
簡単なそれひとつで
説明できる式を見つけたよ
何度も確かめたさ
間違いはきっとないはずだ
裸足の言葉躍る
ダンスホールの隅で
猫ボール蹴る
サンタが笑っていた
その足を切れば
笑ってくれるかな
わけもわからず
怖がって震えていた
声も出せずに
いつものように迷い込んで
知らぬ間に消え去っている
君に会えるなら
どこだって行けるはずだって
気がするから
ふたり秘密を左手に
合言葉右手に
波が赤く
変わるように
いつの間にか遠くなっていた
いつものこと
不思議なこと
そんなことすら安らぐこと
僕らのこと
君とのこと
絶え間なく願い続けてる
そんなこと言わなくても
わかる君との夢を
今さらどうして
あの日のことが
喉に詰まるのかな
君に会えるなら
どこだって行けるはずだって
気がするから
ふたり秘密を左手に
合言葉右手に
- 作詞者
鈴木窓司
- 作曲者
鈴木窓司

鈴木窓司 の“rem”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
クレタ
鈴木窓司
- 2
PULSE
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- 3
ロリポップモンスター
鈴木窓司
- 4
赤乱雲
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- 5
Compass
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rem
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- 10
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アイスクリーム
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- 13
日々を織る
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- 14
路傍の石
鈴木窓司
鈴木窓司による自主制作アルバム。作詞作曲・編曲・ミックス・マスタリング・ジャケットイラストを自らで行っている。
アーティスト情報
鈴木窓司
鈴木窓司(すずき そうし)はインターネット上で活動しているアーティスト。4月12日生まれ。理系。 中学時代に音楽を始め、次第に作曲に触れる。 人肌のような温かさをもつ音楽を目指して活動している。 2023年より活動を開始し、2月に初音源となるアルバム「branch」、6月にシングル「槿花一朝」、7月に「カプセルトイ」といった楽曲を配信し、それぞれの楽曲は異なるアプローチによって制作されている。 最新曲「Babycall」は緩やかなテンポにループするコード進行の中で展開される、ひとりでのくだらない瞬間を切り取った歌詞とメロディは、統一感と遊びのバランスが絶妙である。 また、ジャケットイラストは鈴木本人が初めてデジタルのみでのデザインを手がけた。
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