夜生のジャケット写真

以前より暖かく

気づけば春も終わりそうだ

梅雨時は雨が多く

晴れはいつぶりだろう

照らすのは月明かり

あなたと二人楽しそうに

何気ない会話一つ

それすら夢のよう

映画で見たな

こんな森のトンネルを抜けると

その先に

どんな景色が広がっているのかを

蛍が煌めいて

暗く光る川辺を

黄色に染めた

私はこんな景色ですら

あなたと比べてしまった

蛍火が光っては消え

点滅して円を描いた

込み上げる気持ち全部吸って

表しているよう

きっと私はどうして嘘で光る

一匹の小さな灯だ

象徴するかに

あなたの前ですらも

蛍が煌めいて

あなたによく見られようと

嘘をつく

ダメだよそんな言葉の中にすら

私はいないのか

二人で岩場に腰かけた

手を伸ばせば届く暗闇で

本当はあなたの横顔を

気付かれないように見つめてた

一匹の蛍が飛べなくなり

次第に光らなくなる

儚く消える

それを情緒と言うのならば

蛍の嘘だろう

  • 作詞者

    澤田友貴

  • 作曲者

    澤田友貴

夜生のジャケット写真

ノスタルジレンマ の“蛍と嘘”を

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リード曲『ノスタルジック天の川』や、『アクアリウスと街』などに、最新曲『月夜の人』を含む4つの未発表作品を加えた計12曲のノスタルジレンマ1stフルアルバム。キャッチーなメロディにエレクトロサウンドを多用し、季節の情感を歌い上げる。

アーティスト情報

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