Lyric

甘いものが食べたいなって

思った夏の日

あなたのいない夏を数えて

もう何年経ちました

扉開けてふと目に止まる

小さなカップ

あなたの好きだったもの

あの時あなたはまだ早いと

言っていました

今では遥か昔のような記憶

あの日から何一つ私は変われずに

ああ暗い夢の中で

ラムレーズンのアイス

ひとすくいだけしました

幸せな甘さと

切ない酸っぱさのブレンド

大人になった今でも

鮮明に覚えていました

あなたのいない日々は

冷たいアイスのようでした

空になったアイスを見て

一人虚しくなりました

同時に罪悪感とやらにも

包まれていました

「バレる前に買いに行かなきゃ」

こんな冗談を

反射的に思ってしまう私は

気付いてしまいました

あの時あなたがすくった一口

どんな味でしたか？

今の私が感じた味とは違いますか？

あの日も似たような会話を

していた気がしますが

ああ暗い

変われない

ラムレーズンのアイス

ひとすくいしたあなたが

無邪気に笑う姿が

張り付いて取れないんだ

それ思い出すたびまた

孤独を噛み締めて歌います

乗り越えられた時

私はどんな味でしょう

ラムレーズンのアイス

ひとすくいだけしました

幸せな甘さと

切ない酸っぱさのブレンド

大人になった今でも

広がる味には変わらずに

あなたのいない日々は

冷たいアイスのようでした