歌詞

飛行機が聞こえる

風向きにさからう

東南東へ

頑なに離さず

握りしめていた

その季節は指をすり抜ける

曲がり角近づく

何を迷う？

袖口を掴んで

こめかみを横切る

強く目を閉じる

そのまま息を飲む

そう、信じて

柔らかな着地　弧を描く

床に広がってゆくビーズ

2度とないチャンス見送って

それが全てと笑う

バラバラの頭で かき集めていたんだ

脈絡なくよぎるその声を

慌ただしく過ぎる

窓に触れる

起き上がると見える

ないまぜのままで

迷うこともなく

正しく手を伸ばす？

ここでは

解けない糸を持ち寄って

ハサミを入れる音が鳴る

ベランダの夢は消え去って

アスファルト温める

捕まえても捕まえても逃げ去って

しまうものにまた触れる

熱を帯びた　多分　戸惑った

立ち尽くしては焦がれて