Lyric

百戦錬磨の彼女の名前は ( )

輝く指先 白い肌

サーモンピンクのルージュと

口角上げれば

あっちもこっちも呼び声

アゲハの如く舞う

♪

何処ぞの誰かも分からぬ殿方

平々凡々見た目のその割に

重厚感ある腕の輪 ダイヤの秒針

濃いめに作ったお酒

「お召し上がれ♡」

曇ったメガネを外したら

案外単純 チヤホヤされたくて

時間とお金を犠牲にしてまで

ねえ、虚しくならないの？

内ポケットに隠す富など

彼女には何の効果も無い

求めてるものはそこじゃなくて…

言っても解らないか

手のひらで踊らされてること

早く気づかないとね

いつか底が見えたその時に

きっと秒速でサヨナラかも

♪

曇ったメガネを外しても

案外堅物 現実見えなくて

言葉の一つ一つの意味さえも

そう、暗号化されちゃうの

内ポケットにしまう富には

どれほどの犠牲があるのだろう

百戦錬磨の彼女には

全てがお見通しさ

今日もまた知らない殿方に

たくさんの飴を撒く

食いつきの良い貴方を見つけ

またアゲハの如く舞う

♪