歌詞

大事にしたい人は　僕の体の数くらい

大事にできる人は　僕の心の数くらい

感情一つも　離してしまいそう

半人前の心の僕を胸元で嗤う

授かった少しの優しさを

ぼやけた輪郭に貼り付けた

どうせ人の中身なんてさ

神様仏様お天道様でも

見透かせないのにさ

黙ってくれよ

満たされてくれよ

ツギハギの外面じゃご不満かい？

真面目な優等生ならそれでいいんだろ？

なあ

離れてくれよ　ほっといてくれよ

ずっと一緒じゃ疲れるんだ

人間らしさをお前に預けたから

後の祭りだ

大事にしたい物は

ハリボテの理想と

正体不明の愛情とやら

「正しく生きる」とか

中身のない命題は

空っぽな僕には

たいそうお似合いかい？

優しく笑って生きようとして

横暴な奴に腹が立って

誠実に穏やかに生きようとして

不真面目な奴らにいら立って

頑張ってるのにと叫ぶ僕は

どんな顔をしてるだろうか

白日が僕をすり抜けていく

黙ってくれよ

満たされてくれよ

こんな人生じゃご不満かい？

離れてくれよ　ほっといてくれよ

雲ひとつない空を描いて

何が楽しいんだい？

黙ってくれよ

満たされてくれよ

こんな人生じゃご不満かい？

真面目な優等生でも満たされないんだろ？

なあ

離れてくれよ　ほっといてくれよ

そんなに僕を否定しないで

人間らしさをお前に預けたから

お堅いこの頭を恨んだって

後の祭りだ