Lyric

向かい風 通り抜けてく

揺れるカーテンを押さえて

窓際に置かれた花のように

ベランダの向こうに見える

景色変わらないままで

今 隣を見れば

君想い出す

流れる時間の中

止まった時間感じて

どこか懐かしい想い出を

追いかけていた

結んで繋いだ糸は

この指からも解け落ちて

一度だけ好きと伝えたら 今

傍に居たかな？

窓際の枯れた花に

そっと水を与える様に

指先に誓った言葉重ね

流れ落ちてく

風に揺れ はなびらまたひとひら

空泳いでく

広がる蒼色は 呆気なく

過ぎて行く 君を残して

君のそっと呟いた

五文字を記憶で繋いだら

ベランダの向こう晴れているのに

降り止まぬ雨

なんにも無い部屋から見た空は

怖いくらい美しすぎて

窓際に笑ったあの日の君

見えた気がした

結んで繋いだ糸は

この指からも解け落ちて

一度だけ好きと伝えたら 今

傍に居れたね

窓際の枯れた花に

そっと口づけをする様に

指先にただ描いた君が

消えないように

指先そっと繋いだ

消えないように