歌詞

雨を失った乾いた木々に

心地よさを感じているんだ

相も変わらずの忙しい日々に

感傷に浸っていられないんだ

不意に再生するフラッシュバックも

モノクロの映像になって

過去が崩れていく音だけが

鮮明に鳴り続けている

少し前に戻る事ができても

私が「今」を変えることはない

貴女が少し前に戻ったら

私の「今」は変わるのかな

愛し合うための騙し合いで

互いのエゴを削り合って

数え切れない程誤り、愛を

煩わしく感じたんだ

感情線が薄くなってんだ

言の葉枯　雨霰

貴女を思えば思う程に

言葉が軽くなってしまった

言葉が溢れ出して

そのまま溶けていった

言葉が音になって

反響が胸に響く

愛そうとして　自分を騙し

愛相当の　嘘を吐いた

愛想落とした　貴女の嘘に

怯えてしまってまた嘘を重ねた

過去に戻る事ができなくっても

せめて言葉だけは変えたいんだよ

貴女が吐いた嘘には全て

いつも優しさを感じていたんだ

愛し合うための騙し合いは

最後まで堂々巡って

数え切れない程謝り、いつも

無責任にどっち委せ

感情線が薄くなってんだ

言の枯葉　雨霰

私を思えば思う程

本当を嘘と思い込んだ

愛し合うための話し合いは

愛し合うための騙し合いに

本当を嘘で話し合って

嘘を嘘で愛していた

愛し合うための騙し合いで

互いのエゴを削りあって

数え切れない程誤り、愛を

煩わしく感じたんだ

感情線が薄くなってんだ

言の枯葉　雨霰

貴女を思えば思う程

言葉の重みを感じたんだ

ひとひらの　言の葉は　虚しく

音だけで　意を無くし　枯れいく

落ちていった　言の葉は　新たな

嘘となり　芽吹いていく