

山門にさす 夕べの淡光
鐘の音 春を静かに告ぐ
咲き満ちるほど 影は深まり
薄紅の色 もののあわれ
指に触れし 花びら一片
温もりよりも 儚き重さ
今にも消えなむ命を
風にまかせし その様
とこしえならぬ世と知りつつ
なお胸を打つ このひととき
散るためにこそ 花は咲く
その理よ
桜よ なにゆゑ斯くも潔きかな
空へ還りゆく その姿
とどむる術なき 我が身かな
ただ仰ぎ見るのみ
はらはらと舞ふ花影
涙にも似て 透きとほる
おごそかに立つ てらの御影て
無情を知りにけり
石畳に淡く積もりし花
昨日の名残 儚し
踏めば消えなむその姿
春の終わりを告ぐ
されど季は巡り来て
咲きてはまた散りゆく
形を失へども
美は胸に宿る
散るは敗れにあらず
終わりは消ゆるにあらず
空へ溶けし花はまた
来る春を待たむ
桜よ その儚さの清らかさよ
我が心を洗ひきよめよ
執着の塵を風に放ち
静寂へと還らむ
はらり またひとひら落ちにけり
音もなく消ゆる そのさま
それでも春は絶えずして
静かに息づくものかな
- Lyricist
MAMA
- Composer
MAMA
- Producer
MAMA
- Songwriter
MAMA
- Other Instruments
MAMA

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