Lyric

放課後の校舎と　楽しいざわめき

おだやかな空が　どこまでもつづいていた

遠くの足音　しずかな耳鳴り

真っ白な雲が　窓の外を流れてゆく

ぼくらは　いつまで

時間を止めて　いられるのだろう

そして目覚める　息づく世界を

予感にふるえる　ぼくらを

みえない光でつつんでゆく　(クロノスフィア)

離れる　近づく願いを

夢見る　駆け出す想いを

透明なまま　色あせぬままに　いつまでも忘れない

ふと立ち止まって　振り返ったときに

不安にかられる　この気持ちはどこへゆくのか

ぼくらは　いつから

戻れないことに　気づいたのだろう

そして散らばる　交わるぼくらが

何かをみつける　未来で

確かにきこえる　感じられる　(クロノスフィア)

隠れた　心の痛みを

戻れない　時間の痛みを

ぼくらは知らない　すべてが眩しい　いまはまだ気づかない

どこにいても　ぼくらをとらえる

つめたく　あたたかい感覚

出会って　別れて　重ねて

焦がれて　求めて　叶えて

空さえ飛べると　思っていた　あの瞬（またた）き

溶け出す　消え去る気配と

遅れて失う　予感と

やさしい風が　ぼくらの隣を通り過ぎて――

目覚める　息づく世界を

予感にふるえる　ぼくらを

みえない光でつつんでゆく　(クロノスフィア)

離れる　近づく願いを

夢見る　駆け出す想いを

透明なまま　色あせぬままに　いつまでも忘れない