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ボーカロイドオリジナル曲「キオク」。
イラストは実の娘で10歳の、すぱいだあが担当。
文字入れは夫のうしいのしし。
娘に送る歌を、家族で作り上げられた事を嬉しく思います。
私の母は57歳という若さで亡くなりました。
夫にも孫にも出会うことはありませんでした。
私は無条件に愛されていたのかわかりませんでした。母に対して怒りをぶつけても、それを知ることはできませんでした。
しかし、娘が風邪をひいたときに私が作ったお粥さんの味が、母の味だと感じた時に、すっと絡んだ紐が解けていくのを感じました。
母の愛は時を超え、私の暮らしに根付いて受け取ることができたのです。
とても不器用でいびつな形をしていましたが、まぎれもなくそれは愛で、私の生きる力になっているのです。
そして、今それを娘につなげているのです。
だから、私が生き抜いて終わるその時、娘には後悔をしてほしくないし、思い出して笑ってほしい。
もし、お母さんとの関係が良くない人も、愛情を受け取れなくても、それは受け取り手が悪いわけじゃないし、送り手が悪いわけでもないから、どうか苦しまないで、愛を探し続けてください。
必ず、メッセージがどこかに潜んでいます。
そして、私にこれらを教えてくれた、ゴスペル音楽に感謝の気持ちを込めて、サウンドを意識しました。
皆さんの心が幸せに満ちますように。
大阪在住。 キーボーディストとして、主にシンガーのサポートでライブやレコーディングに参加する。 ポップス、ゴスペル、R&B、ロック、ラテン、演歌、歌謡曲など様々なジャンルに精通する。 黒人音楽に多くの影響を受けている。 作曲活動では主にポップスで、歌詞も自ら手掛けている。
Koishi Records