冷たい薄靄の光の中
空と海とが繋がった
君は「冬」とつぶやくんだ
紙飛行機のような帆を指して
負けじと眩しく体を揺らした
君は本当に本当に美しかった
あの日引き波が忘れていった
みかんゼリーのような砂浜で
君が透けて見えた気がしたよ
おばけって意味なんかじゃないよ
波打つ熱い心臓も
少し寂しげな昨日の夜も
君が言ったんだ「時を止めたい」って
数えることのできない砂の上
文字盤に並ぶ細い線を読むのは
なんだか理にかなわないと思わないかい
そして笑ったんだ「そんなのおかしいや」
「そんなのっておかしいや」
なんの涙かわからなくなるまで
全てどうでもよくなってしまうまで
橋を作った繊維体が
作り出したものが愛ならば
形のないものなのは確かで
人肌程度の温度だろう
となればきっといかなる形も
それでいいとされるんだから
君は君で私は私という
永久不変定理が成り立つわけだ
全部なんてさ知りもしないよ
知りたいともさ思わないよ
今ここで興味があるとすれば
君が今日の朝笑えたか
君が言ったんだ「夢を見たい」って
宙に何かを探しながら
窒素と酸素に溶けていくならば
ほら現実なんて馬鹿馬鹿しくないかい
そして笑ったんだ「バカバカしいや」
「そんなのってバカバカしいや」
どっちがどっちかわからなくなるまで
二度と戻りたくなくなるまで
君が言ったんだ「時を止めたい」って
数えることのできない砂の上
文字盤に並ぶ細い線を読むのは
なんだか理にかなわないと思わないかい
そして笑ったんだ「そんなのおかしいや」
「そんなのっておかしいや」
なんの涙かわからなくなるまで
全てどうでもよくなってしまうまで
- 作詞
里星来
- 作曲
里星来
- ミキシングエンジニア
Ryuji Yasui
- マスタリングエンジニア
Ryuji Yasui
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里星来
アーティスト情報
里星来
10歳で聖歌隊に入隊し、ゴスペルから歌の世界に入る。 過去16回行っているワンマンライブは毎回満員御礼、6枚のアルバムをリリース。 作詞作曲トラックメイク全てを独学し、セルフメイクの楽曲は、150曲を超える。 イベントやラジオに出演の他、トラックメイカー、モデル、アパレルデザイナー等と幅広く活躍。 毎年渋谷を舞台に開催される大規模フェス「やついフェス」やラジオ日経「エレマガラジオDX」に出演。 ”自分がジャンルに” この言葉をテーマにオリジナリティあふれるジャンル、リリック、トラックで、聞いた人の心が躍る音楽を作り続ける。
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