酷い浮遊感の明け方は
夢の中を一人で泳いでた
青がかった街の色
薄闇のほどける瞬間を見た
まばらな人 カラスと野良猫
夜の喧騒の残り香
霞みはじめた視界は30時
ふいに繋がる感覚の中
溶ける時を数えて 重い瞼を重ねる
白い日差しが差して 目が眩んだ
回転する夜と朝に
目眩のような悪酔いで
青みがかった景色の中を浮遊した
そんな絵空事の様な話
華やいだ街が破裂して
アスファルトに砕け散った
仮面をつけた人の往来が
知らぬ間に踏み潰したのだった!
溶ける時を数えて またも瞼を開く
光る光景の中に 落ちていった
回転する夜と朝に
無重力の体が透ける
青みがかった景色の中を浮遊した
そんな記憶だけが残ってる
誰か聞いて 夢の中を
誰か聞いて 笑い飛ばして
何層かの油絵のように上書きされた記憶
そんな絵空事のような話
気づいたら朝だった
- 作詞
Kazuhiro Hara
- 作曲
ZEKUU
ZEKUU の“esora”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード