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歌詞

沈黙のカデンツァは誰の夢

ユミリアの夢案内

ほどけた月光が 触れずに揺れて

ページの隙間で 途切れたフレーズ

誰も知らないリズムが 机の上で転がる

開かれないままの 楽譜が眠る

指先が迷う 底なしの余白

終わりのないイントロに 影が差す

ガラス越しに踊る 消えかけたアルペジオ

鳴らすべき音は まだどこかにある

名前を呼ばれずに 置き去りにされた

未完成の旋律が 夢をえがく

窓辺に散らばる 小さな断片

記憶の隙間に 滲んだコード

誰の体温触れたら 目を覚ますのだろうか

触れずにいるのなら 静寂が鳴る

消えたリフレイン 胸の奥で続く

行き場を失くしたままの カデンツァ

指の先がなぞる 添い遂げたあのフレーズ

沈みながらエコー まだ揺れている

辿り着けなかった メロディの向こう

クレシェンドの鼓動が 今 追いつく

詩人よ ああソリストよ

時間も、夢も、確かさも

休符となぞらえば 息はできるかい

ガラス越しに踊る 消えかけたアルペジオ

鳴らすべき音は まだどこかにある

名前を呼ばれずに 置き去りにされた

未完成の旋律が 夢をえがく

消えたカデンツァが またどこかで囁く

時間の裏側に 惑わされたまま

名前のない音を 奏でる指先が

沈黙が歌うなら 誰かの夢に

ページをめくり終えれば

また明日ねダ・カーポ

  • 作詞者

    ユミリアの夢案内

  • 作曲者

    ユミリアの夢案内

  • プロデューサー

    ユミリアの夢案内

  • ボーカル

    ユミリアの夢案内

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『AstraRIA』——
それは、“Astra(星々)”と“Aria(歌・旋律)”を紡いだ造語。
遥か夜空に瞬く星たちが、音となり、歌となり、
夢の中で静かに響き始める。

本作は、夢案内人ユミリアが手渡す、
幻想と記憶をたどる11の音の旅。

ポップス、ロック、アンビエント、ラテン、クラシカル……
多彩な音楽ジャンルが織りなす夢の断片は、
まるで夜の空を流れる“星のアリア”。

眠れぬ夜に、そっと耳を澄ませてください。
その音はきっと、あなたの夢の扉をひらいてくれるはずです。

アーティスト情報

  • ユミリアの夢案内

    **ユミリアの夢案内(Yumilia Dreams)**は、「夢」「記憶」「夜」をテーマに楽曲を制作する音楽プロジェクト。 ジャンルに縛られない柔らかなサウンドと、幻想的かつどこか現実味のある歌詞表現を特徴とし、 エレクトロポップ、アンビエント、クラシカル、実験的ポエトリーなど多彩なアプローチで “眠れぬ夜に寄り添う音楽”を届けている。 音声合成やAI技術も積極的に取り入れながら、 映像や物語性を重視した作品づくりを行い、1曲ごとに“夢のワンシーン”のような世界観を構築している。 聴く人それぞれが自由に想像を広げられる余白を大切にしながら、 現実の延長線上にある、もう一つの静かな場所としての音楽を模索している。

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