歌詞

ここにも追っ手がやってきた。

もう私たちに安住の地は、どこにもないのだ。

義経様……。

義経様……！

なんとっ。

静御前っ。

義経様、ずっとお会いしたかったですわ。

静……会いたかった……。

されど、もう追っ手はすぐそこまで来ており、もう逃げ場はございません。

静御前はどうか、館の外へ。

いいえ、私も戦いますわ。

静っ。

静御前、女子の身で、出過ぎた真似をしてはなりませぬ。

これでも私は白拍子の端くれ。

歌と踊りには誰よりも自信がありますのよ。

多勢に無勢、どうせ命を散らすなら、

私が最高の舞を、皆さまのお手本として舞ってみせますわ。

今さら逃げて生きても辱めを受けるだけ。

それならいっそ、一世一代の歌と踊りを敵にお見せして、

ただひたすら歌い、舞いながら散っていけばよろしいのですわ。

歌と、踊り……。

私と共に、散ってくれるのか。

ええ。

地の果てまで、一緒に参ります。

歌え　歌い出せ　歌い続け

歌え　歌えなくても　とにかく歌え

朝も夜も時間さえあったら

歌え　声出なくてもとにかく歌え

たとえどんな壁が立ちはだかっても

歌え　喉つぶれてもとにかく歌え

歌え　歌え　歌え　歌え

歌え・え・え・え・え・え・え・え

えれ・えれ・えれ・えれ・え

歌え　歌い出せ　歌い続け

歌え　歌えなくても　とにかく歌え

歌え　歌い出せ　歌い続け

歌え　歌えなくても　とにかく歌え

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッエー

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッ　エレエレ

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッエー

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッエー

朝も夜も眠れなくなっても

歌え　赤い沓履いてとにかく歌え

たとえ何もかもが引き裂かれても

歌え　燃え尽きるまでとにかく歌え

歌え　歌え　歌え　歌え

歌え・え・え・え・え・え・え・え

えれ・えれ・えれ・えれ・え

歌え　歌い出せ　歌い続け

歌え　歌えなくても　とにかく歌え

歌え　歌い出せ　歌い続け

歌え　歌えなくても　とにかく歌え

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッエー

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッ　エレエレ

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッエー

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッエー

歌え　歌い出せ　歌い続け

歌え　歌えなくても　とにかく歌え

歌え　歌い出せ　歌い続け

歌え　歌えなくても　とにかく歌え

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッエー

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッ　エレエレ

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッエー

エッエレッエレッエー　エッエレッエレッエー

歌え　歌い出せ　歌い続け

歌え　歌えなくても　とにかく歌え

歌え　歌い出せ　歌い続け

歌え　歌えなくても　とにかく歌え

歌え