歌詞

真っ暗な部屋で　スマホの光

溶けていく　僕の言葉

歌うように　うつむきながら

消えたはずの　声を探す

送れないメールを　何度も打つ

消したあとは　ため息だけ

夜の街は　眠らない

僕の心も　落ちつかない

君の姿を　探しても

電話の向こうは　静まりかえる

世界が遠くて　近すぎる

この距離が　いちばん冷たい

あの日の言葉を　もう一度

うまく言えたら　変わったかな

でも　届けたいのは

誰でもない　この声

Ghost typing　見えない心

僕はまだ　君を想ってる

送れないメールの中で

いまも　時間が止まってる

雨の匂いが　夜を溶かす

ふたりの記憶が　ぼやけていく

「さよなら」よりも　難しい

言わないままの　大事なこと

過去を消せない　スマホの記録

触れた指先に　残るぬくもり

君の笑顔が　光ってる

なのに　ここにはいない

同じ街で　生きてても

遠くの人みたいだね

知らない間に　消えていった

僕の名前を　呼ぶ声

Ghost typing　答えはいらない

君の歌を　まだ覚えてる

誰もいない夜の真ん中で

僕は　ここにいる

手のひらの光が　消えるたび

心の中に　浮かぶ君

届けられない　この気持ち

でも　消せない

Ghost typing　見えない心

僕はまだ　君を想ってる

送れないメールの中で

いまも　時間が止まってる

スマホを閉じたあとに

君の声が聞こえた気がした

きっと　夢じゃない

それで　十分だった