Lyric

ブルーとグレー 朝は遠い 山手通り 雨は弱まり

濡れたアスファルトに引き寄せられる花は眠るように

傘はささず 行くあてはなく 閉ざした胸に声は届かず

答えを探す 手がかりはなく 求めてるものはわかってるはず

何度繰り返したら済むんだと苛立ち

燃やしても灰にならない過去の過ち

自分を許せなくてコンクリートの壁を殴る

右手に伝わる熱さ忘れないように

薬じゃ消えない不安を

覚悟でねじ伏せる強さを手にしたはずなのに

ここからじゃどうやっても変えられない嘘まみれの昨日

時間が経てば失っていくだけ 誰にも言えない後悔だらけ

痛み背負い歩み止めず 失うもの数限りなく

ここから何も無くしたくないから今この歌に全て閉じ込める

俺たちは小さなカップの中 感情の雨に曝されたまま

複雑な夜は終わらないから傷ついた手で掴む壊れながら

濃縮されたダメージ 願いを描く為に

次の季節の風に 不意に捲られたページ

灰まみれで汚れた言葉とめどなく それでも放つリリック

眼差しは強く 結局孤独が怖いだけなのか己に問う

だけど日々を離さない絶対 それじゃだめか

黒い雲の切れ間 見えた月のように 守りたいものは遥か彼方

俺たちは小さなカップの中 感情の雨に曝されたまま

複雑な夜は終わらないから 傷ついた手で掴む壊れながら