Lyric

足りないものは愛でも貯金でもない

わくわくするような土産話さ

君の理想のタイプは風のようにさすらう人

道は遠い

まるで小ちゃな子供が甘えるみたいに

お話ししてと腕の中へ

いじらしい声にそれは否応なしに

悲しい性かな

かわいい子には旅をさせろと

そういうわけでもなかったろうが

まるで弾かれるように冬の寒空の下に放り出されたのは

俺のほうさ

どこまで行けば旅人と呼ばれるかな？

ガンジス川には行かなきゃだめかな？

人が認めるわけじゃない

心の持ち様一つ誰でもなれる

澄んだ瞳に

止まったままでも景色が動けば

相対的には立派な旅人

歌を歌うことにした夕闇迫る街角

行き交う人を眺めているよ

旅の充実具合は出会った人と

交わした気持ちに比例するな

君を離れて1人にならなきゃ出会えなかった

景色や人や孤独を知るさ

足りないものは覚悟でも勇気でもない

冬の木立の優しさ、しなやかさ

巡る季節を超えて　やっと君に会いに行ける

尽きることない土産話と

新しい歌いっぱい持って

風に吹かれて