歌詞

彷徨う暗い森　さよなら長い夜

いつだって君だって　枕と光る月

泣いたっけ僕だけ　朝が来て

天に行ったあの子

土手に風が吹いて消えた

いつまでもあるはずの町が

明日にはもう消えるらしい

手握ったあの子

心には会えなかった人の最後の文字と

言えなかった言葉

できないよ　君の消えた町から

今すぐに逃げ出せなんて

変わりない夕暮れ　光り始めた街灯の上で

カラスが鳴いた

天に行ったあの子

土手に風が吹いて消えた

いつまでもあるはずの町が

明日にはもう消えるらしい

手握ったあの子

心には会えなかった人の最後の文字と

言えなかった言葉

『町に危険が迫っている

明日には町は消えてしまう

夜になって現る怪物

全てを食べてしまう前に

私がこの町を守るから

お願い、どこか遠くに逃げて

私の大切な人たちにさよならを伝えて』

天の差したあの日

町に雪が降って溶けた

いつまでもあるはずの町がここにあって

春を待った

君が町を守ったなら

今度は僕が君を守るよ

白い息を町に散らして

君を探す　君を見つけるから