歌詞

今夜だけは…

扉叩くのは風の音 柳の影 手招きして呼ぶ声が

僕の中広がった不安の種 膨らんで疑心暗鬼じゃない

雨粒が揺らす窓 最終間近 光る指に目を逸らし

キャンドルが照らす部屋 オレンジの火

甘いスウィーツで飾り立てましょう

月が覗き込む 時計の針 刻む音が止んで

トリック&トリートの合図が 静かに響いて

今夜だけは許してくれるみたい

知らないふりしてたね わかってたよ

期待してたのは嘘じゃない 片隅では

踏み込むきっかけを見てた

綻びを餌にしてちらつかせる 手慣れた演技の向こう側

誰が悪いのか 決めないまま 重なってく吐息

次の朝を待って 築きたいものが

音を立てて崩れ去る気がしてた

恋人にはなれない

ずっと夢見てた 距離さえ越え 嬉しいはずなのに

トリック&トリートの合図が 静かに響いて

今夜だけは許してくれるみたい

知らないふりしてたね

終わった恋だけが ひとり歩きして

何もなかった事にされるなら

せめて今だけは 今夜だけは…