※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
プログレッシヴ・ロック・シーンは勿論、ブリティッシュ・ロック・シーンのトップ・バンドの頂点に座するピンク・フロイド。1967年にデビュー・アルバムをリリースして以来、オリジナリティ溢れるサウンド・アイデア&コンセプトをもって唯一無二なるアルバムを創造し続けたこのバンドは多くのロック・バンドに影響を与える。1973年にリリースした『狂気(原 題 :The Dark Side Of The Moon)』は全世界的なヒットとなり、全米アルバム・チャートに 741週ランク・ インし、5,000万枚以上のセールスを記録する。しかし、1983年にリリースする 12thアルバム『ファイナル・カット(原題 :Final Cut)』以後、ピンク・フロイドはコンサート・ツアーを行わず、バンドは活動休止する。そして各メンバーはソロ・アルバムの制作に入る。
デヴィッド・ギルモアは 2ndソロ・アルバム『狂気のプロフィール(原題 : About Face)』を制作し、同年3月30日のイギリスのニューカッスルでの公演を皮切りにヨーロッパ~北米を廻る74公演の <About Face Tour> を行う。この中で4月30日のロンドン公演はテレビ番組/ビデオ作品用として収録され、MTV で放送、CBS から販売される(現在、廃盤)。放送用の音源の発見に伴い、現時点で最良のリマスターが施され今回のリリースに至る。当日のセット・リストは2回のアンコールを含めて全16曲でこの CD には放送用として選曲された9曲が収録されている。このCDの聴き所はリリースされたばかりのアルバムの楽曲ではあるがデヴィッド・ギルモアの親友であるロイ・ハーパーをフィーチュアした1stアルバムの楽曲「ショート・アンド・スウィート」、そしてピンク・フロイドのニック・メイスンが参加した「コンフォタブリー・ナム」である。コンサートを完全収録したライヴ・アルバムではないがこの時期のデヴィッド・ギルモアのアーカイヴとしては貴重な作品だ。
メンバー
デヴィッド・ギルモア (g, vo)
ミック・ラルフス (g)
ミッキー・フィート (b)
クリス・スレイド (ds)
ラファエル・レイブンズクロフト (sax)
ジョディ・リンスコット (perc)
グレッグ・デチャート (kbds)
Guest appearances:
ニック・メイスン (ds)
ロイ・ハーパー (vo)