クモリゾラのジャケット写真

歌詞

クモリゾラ

きーる

雲はいつのまにか

群れた魚になり

冷たい風に凍えている

洋服の袖も長く伸びて

身体を温めている

螺旋に続く日常を

登っても登っても先は見えず

斜(はす)に構えて見上げてみても

澄んだ空は僕には見えない

僕は空 曇り空

晴らすことのできない空

いつまでも立ち止まってもいれず

届くことのない儚い指を

振り払おうと伸ばす

希望(ゆめ)もいつもまにか

遠い幻影(まぼろし)となり

時の流れに凍えてる

現実(いま)を生きる営みの中で

続く痛みに耐えている

彼方に続く道程(みちのり)を

歩いても歩いても先は見えず

背を伸ばし手をかざし見通してみても

地平線しか僕には見えない

僕は空 曇り空

晴らすことのできない空

いつまでも立ち止まってもいれず

届くことのない儚い指を

振り払おうと伸ばす

僕は空 曇り空

晴らすことのできない空

いつまでも立ち止まってもいれず

ただ今は前を向いて

ひたすらに歩き続けよう

そしていつか満天の星を仰ぎ見よう

  • 作詞者

    きーる

  • 作曲者

    きーる

  • プロデューサー

    きーる

  • ボーカル

    きーる

クモリゾラのジャケット写真

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    クモリゾラ

    きーる

灰色に沈む日々の中で、それでも歩き続ける心の姿を描いた「クモリゾラ」。
雲に覆われた空のように、自分を晴らせないまま進む痛みと、それでも前へ向かおうとする小さな意思をテーマにした一曲です。

螺旋のように続く日常、果ての見えない道程。
澄んだ空を見失った心が、それでもいつか“満天の星”へ届くことを信じて踏み出していく。
静かな絶望と、かすかな希望が同じ呼吸で共存する世界観を込めました。

曇り空の下で立ち止まった経験のある人へ。
その曇りを抱えたままでも前に進める瞬間が、確かに存在することを願って。

アーティスト情報

きーる

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