歌詞

名前さえ知らぬ町

小さなキャンバスはオレンジ

投げ出されるように

素肌のまま出会う鳥籠の外

人形は慎ましく

ドレスと儚さを纏って

流れてく時間

今だけでもふれあっていたいの ねえ

「あなたはわたしとおなじ」

笑顔がふわり覗く

狂おしいほどに憧れている

夕陽を浴びる二本の薔薇

無邪気なダンスは花束

斑気な波は歌うようで

アジテートしたら火花

絹のような腕が愛おしくて

ためらいつつも手を伸ばす

消えないでいて 弾むこころ

夜の闇が終わり告げるまで

いまだけはふたりきり

揺らめくはホワイトとバイオレット

あと少ししたら

わたしたちはまたも鳥籠の中

自由にはならぬもの

抗えぬ人形のさだめ

あの地平線の向こう側へ

連れ去ってほしいの ねえ

「あなたはわたしとおなじ」

笑顔がゆらり曇る

離れたくなくてただ抱き寄せる

冷たい風と伸びてく影

切なくてグラスにソルト

今日が続くなら

もう二度と楽になれなくてもいい

照らされたくちびる まぶしくて

想いがあふれそうになる

消えないでいて ひとつの恋

この一瞬 身体灼けるまで

どこかにあなたがいるのなら

どんな痛みも耐えられる

ロケットにしまうこの気持ち

また強く生きていける

(Oh my love, I wanna be with you forever!)

夕陽を浴びる二本の薔薇

あなたのすべてに惹かれて

消えないでいて 無償の愛

また会いましょう 空のかなたで