Lyric

今日までありがとうとさ　唐突に告げる君の顔

少し笑みを浮かべたこと　気づいてた

周りを見渡せば　有象無象烏合の衆が作る箱庭

あぁ振り向いた先は　別れ道

無邪気な顔をした　今まで見せなかった　それで僕は悟った

昨日見かけた男と何をしてたか

重なる2人の想いと震える僕の手は夜の静寂に（しじまに）

追いかけることもできず立ちすくむだけ

何食わぬ顔をしたいつもの君から届いた言葉も

まるで乾いた砂のよう　零れ落ちてく

知らない振りしても　たぶんいつか君の口から聞けることでしょう

あぁそれならば先に　優しさを

悲しい顔をした　完璧な仕草で　それでも僕は聞こう

「昨日見つけた指輪は大事なもの？」と

震える言葉の重さと重なる君の手は騒がしい朝に

問いかける事は罪と　責めたてもせず

泣き腫らした瞳が　やけに綺麗な色に見えた事は

この気持ち　捨てられない　僕の弱さか

絵に書いた幸せを　　ありふれた幸せを

最後に気づいた綻び　安堵の顔をした君の口元

少し微笑みを見せた　賢い人だ