歌詞

路地裏の猫

路地裏に住み着いた　打ち捨てられた猫

瞳はいやに鋭く　したたかに這い回る

雨に濡れゴミを漁る　街の色に混ざり込んで

頼りは何もありはしないから

その牙でその知恵でその足で街に生きる

ナイフのような鋭さは　砕けた心の欠片

その瞳は更に鋭く光り　痛みを睨み付ける

風に吹かれ流れ歩く　街に影を落としこんで

居場所はどこにもありはしないのさ

寄り添えばなじられて締め出され街に一人

一人星空に浮かべた願い

寄り添えば疎まれて蹴飛ばされ弄られても

今すぐあなたに愛されたいのさ

寄り添えば穏やかな眼差しに包まれたい

眠りたい　暖かな腕の中で

そのひぐらしの“路地裏の猫”を

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情景豊かな労働者バンド、そのひぐらし待望のセカンドアルバム（濃い口）誕生！

そのひぐらし
「そのひぐらし」は、静岡出身のVo.熊井丈 Gt.杉山玲央奈 Ba.原口正樹 Dr.岡嵜豊からなる4人組バンド。メンバーはそれぞれ食品製造業、工務店、古物商、お茶の製造などの生業を持つ労働者達です。2007年のバンド結成以来、週末になるとプライベートスタジオに集い、明け方までセッションや曲作りに没頭してきました。人々の日常や葛藤を描いた情景豊かな楽曲と演奏は2015年、K-mix（静岡FM放送）の人気オーディション番組「神谷宥希枝の独立宣言」でグランプリを受賞するなど高く評価されています。
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