歌詞

部屋の明かりはひとつ灯ていてくれ

お前の顔を見失わぬように

街にはただ光が溢れ影もない

誓いを交わそう光で目がくらまぬように

今俺が何を見つめているか

教えて欲しいお前の目に映る俺を

寒さから逃れ寄り添うふたりの愛も

通りを埋める哀しさは癒せない

初めてお前の手をとり歩いた

あの頃とは少し街並みも変わった

見てごらん俺をお前に嫌われぬように

与えられた愛の深さのために

失われた心を探している

少しずつでいいから分かり合える心を

探し求めながら「愛」という名のこの街で

生きるさ

自由になりたい

ふたりで

通りでは叫び声が月の光に乱反射している

人の目が俺を刺し

ヘッドライトの光が街に浮かび上がらせる

逃げようとしても逃げきれないがんじがらめさ

自分が嫌で逃げ出そうとしても

いつからか俺は虚しさの中で泳ぐように

ボロボロでいつも孤独だけを感じていた

絆ってもんを持ちながら絆を探して

信じ続けると誓った事も忘れていた

見知らぬ男が俺に向かって喚き散らす

アンタの言う愛はいつもひとりよがりさ

馬鹿を見るのが嫌で独りになるのが嫌で

自由になりたくて呪いから解き放たれたい

回り続ける迷路のように影を持たぬ光が

今日もまた照り付ける

そんな街でふたり抱き合いながら

愛の中で傷付く事を恐れ自分が見えない時代の中で互いの本当の気持ちが分かり合えるならきっとやれるさ

ふたつの心が三つ四つ五つの力に変わると信じているだからこそ俺は

生きるさ

自由になりたい

ふたりで

いつか街に雨が降り全てを洗い流すと

信じながらぼんやり空を見上げる

満天の星のひとつひとつが

あらゆる影を狙い光を放つ

ふっと溜息をつき涙こぼすお前を連れて

ふたりの家まで歩こう