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本作は、日本古来の「間(ま)」の概念を音楽的哲学へと昇華させた、極めてミニマルなアンビエント・フォークです。58 BPMという極めて緩やかなテンポの中で、一音打たれるピアノの響きが長い残響を伴って虚空へと消えていき、そのあとに残る「無」が次の音を呼び寄せます。息遣いや指が弦を擦る音さえも、わびさび(Wabi-sabi)の精神に基づき、テクスチャの一部として肯定。効率と生産性が叫ばれる現代において、あえて「何もしないこと」を選択する革命的な静けさを、水墨画のような濃淡で描き出します。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。