Lyric

ピントの合わないスポットライト

折れたつま先擦れる靴の音

猫背カーキ色のロングコート

僕の心の中は分かりますか

降り始め鼻刺す雨雲と

月明かりまた胸刺す悲しみの

瘡蓋を剥がした傷の跡

僕の心の中は分かりますか

すり減ったブーツの厚い底

聞き飽き疲れた嫌な軋む音

台本そのままの綺麗事

僕の心の中は分かりますか

溢れ出す想い誤魔化そうと

塗り固め直したお得意の嘘

の代わりに溢れた独り言

そもそも分かりたいとは思いますか？

クソみたいな世界だ

死んでしまいたいとか思うけど

嘘だらけの世界だ

僕もきっと君も

信頼とか信用とかもう分からないや

空気は読み飽きたね

騙してる、違う

信じてない、それも違う

自分を守るため

自信がないからね

騙してる、違う

信じてない、違う違う

すり減った心でまた僕は嘘を吐く

声が出ない声が出ない声が出ないよ

声が出ない声が出ない声が出ないもう

涙の染み込んだ寂しさも

滲んではぼやけた虚しさも

届いて欲しいとか歌うけど

結局あなたにとっては他人事

一度は見せてみた僕のこと

全然見えやしないや君のこと

嫌なほど分かってはいるけど

いつかあなたに届いてはくれませんか