

二日前このへんで起きた
飛び降り自殺の知らせが救急センターにきて
血まみれセーラー 濡れ衣教師
たちまちここらを封鎖して 血まみれ体にブルーシート 仕事だから迅速にやるよ
「危ないですから離れてください」って言っても群がってくるのはわかってるけどさ
馬鹿騒ぎした奴らがアホみたいに撮りまくった
冷たいアスファルトに流れるあの血の何とも言えない
赤さが鮮明で 鮮明で
吐くこともなく 泣くこともなく
まだ生きてるかもしれないと 一応の生存確認 ストレッチャー
人を救う仕事を選んだのを後悔するほどに
一昨日から飯も水も喉を通らない
思い出せば飯も水も喉を通らない
生きて生きて生きていくんだよ
1日で最初の言葉 行ってきますと叫ぶのさ
生きて生きて生きていくんだよ
1日で最初の言葉 行ってきますと叫ぶのさ
彼女の体から流れ出す 死んだ証の赤い血はまるで濁流みたいだ
何も知らない俺たちはそれを二秒で拭き取る淡々と
立ち入り禁止の黄色いテープ
「ドラマでしかみたことなーい」
そんな言葉が飛び交う中で、
死体は閑散と何も語らない
ふと死体が娘と重なり、泣きそうになるが
泣きたくても泣けないんだよ
泣きたくても泣けないから
奥歯を食いしばり睨むのは、この世の中とこの時代
命を救えなかった虚無感
一体俺に何ができたのだろう
長かった1日もようやく終わりが近い
ふと見上げると 死にかけの夕日の赤が鮮やかに見えた
ふと見上げると 沈みゆく夕日の赤が曇って見えたんだ
死にかけた夕日の赤が曇って見えたんだ
生きて生きて生きていくんだよ
明日にはきっと 何かが変わることを信じて
生きて生きて生きていくんだよ
明日にはきっと 何かが変わることを信じて
今ある命を精一杯燃やして誰かのために生きぬいて
蟻になって足を地につけ
仲間と共に一歩ずつ踏み締める
その道で光を探して歩き続ける
その道で希望を探して
誰かのために生きてゆくから
明日も働く 社会の隅で
名もなき日々を
生きて生きて生きていくんだよ
明日にはきっと 何かが変わることを信じて
生きて生きて生きていくんだよ
明日にはきっと 何かが変わることを信じて(誰かのために生きてゆくから明日も働く社会の隅で)
生きて生きて生きていくんだよ
明日にはきっと 何かが変わることを信じて(自分のために生きてゆくから孤独になれる優しくなれる力をくれよ)
- Lyricist
Vasbandhu
- Composer
Vasbandhu, RIKU MIYAGI
- Producer
Vasbandhu
- Co-Producer
RIKU MIYAGI
- Recording Engineer
RIKU MIYAGI
- Mixing Engineer
RIKU MIYAGI
- Mastering Engineer
Vasbandhu, RIKU MIYAGI
- Graphic Design
Vasbandhu
- Guitar
RIKU MIYAGI
- Vocals
Vasbandhu
- Rap
Vasbandhu

Listen to Life goes on by Vasbandhu
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Life goes on
Vasbandhu
あいみょんの名曲「生きていたんだよな」への反論の意を込めた魂の一曲。緊迫感がありかつダークなトラックとは裏腹に、ポジティブでブルージーなメッセージを込めた楽曲はVasbandhuならではの仕上がりとなっている。
Artist Profile
Vasbandhu
教員とラッパーという二つの顔をもつ異色のアーティストVasbandhu。彼はその名の通り、自身の認識次第で周囲の世界を構築していく奇妙な雰囲気を放つ。 そのラップスタイルは、自身の生活に基づく巧みなワードチョイスとブルースを思わせる荒削りなフロウで聞く人間の心に問いかけるものである。 時に優しく、時に酷く、時に柔らかく、彼のラップは、あるいは彼の掲げる教育者としての信念に通ずるものがあるのかもしれない。
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NEW KID IN TOWN