Lyric

テレビで流れている歌みたいな

ありきたりな美しさで

育ちたかった

愛したかった

夜になってしまえば

曇り空も関係ないと自慢気に

地上で輝く星たちは

誰を照らすための光なのかな

僕は

君の幸せを願えない

君の幸せを願えないよ

浮かれる街に出会さないように

光の無い道を選んでいる

まるで聖人気取りさ

口から出まかせばっかり

言ってたけど

本当は誰でもいいと思うんだ

君の瞳に映る僕ばっかり

見ていたから

ほら やっぱりね

僕は

君の幸せを願えない

見えない笑顔が許せないよ

地球の裏側でずっと止まない雨の中

引っ越したことを 後悔して欲しい

知らない涙も許せない

傘を持つ 手が痛いよ

誰かの未来を祝いたい

僕だって涙を分かちたいよ

君の幸せを願いたい

君の幸せを願いたいよ

こんな惨めな僕を

せめて笑ってほしいけど

白い息はひとりぶんだけ

知らない笑顔を祈りたい

恥ずかしい手紙も送りたいよ

雪に変わった空の下

溢れてくる声は

一本向こうの通り

君の幸せを願えない

いつか浮かれる街に

溶け込めるように

光の舞う道を歩いている