歌詞

泣いてる子を見つけたら

自然に声をかけて

背中をさすって

「大丈夫だよ」って言うのが

私の役目みたいになってて

みんなからはいつも頼られる側で

強い人って思われてるけど

本当はそんな風に思われたくない時もあって

自分のことはいつも後回しにして

感情を押し殺してるから

無表情が普通だって勘違いされて

本当は誰よりも不安で苦しいのに

そういうことを言えなくて

ただ黙って飲み込んでる

心の中には抱えきれない悩みが溢れているのに

表に出さないから

誰にも気づいてもらえなくて

「平気そうだね」って言われるたびに

勝手に強い人扱いされて

笑ってやり過ごしてる

無表情だって普通に見えるかもしれないけど

それはただ泣くのが下手なだけで

本当はずっと助けを求めてるのに

それを声にできない自分が嫌になる

私だって泣きたいんです

本音を吐き出して

弱音をこぼしたいんです

慰める側じゃなくて

誰かに「大丈夫だよ」って言われたいんです

強がって笑うばかりの私じゃなくて

情けなく泣いてる私を見てほしいんです

ずっと我慢してきた分だけ

誰かに支えてほしいって思ってしまうんです

友達の涙を拭いながら

「よかったね」って寄り添ってる時でも

心の奥ではずっと叫んでる

「どうして私だけ泣けないんだろう」

「私の痛みだって誰かにわかってほしいんだよ」って

でも結局は声に出せなくて

また笑ってごまかす自分が嫌いになる

泣けないまま溜め込んで

心がどんどん重くなっていくのに

吐き出せる場所もない

「誰かに頼るのは甘えなんじゃないか」って思って

泣くことすら怖くなってしまう

「強いね」って褒められるたびに

鎖で縛られていくみたいに

身動きが取れなくなる

本当はただ誰かに抱きしめてもらって

「もう無理しなくていいよ」って言われたいのに

それを望む自分を責めてしまって

また笑顔を貼り付けてしまうんだ

私だって泣いていいんです

笑顔をやめても嫌われたりしませんか

「大丈夫」じゃなくてもいいから

泣きながら隣にいさせてくれませんか

我慢してる姿ばかりじゃなくて

弱い自分もちゃんと受け止めてほしいんです

強がりを脱ぎ捨てて

素直に泣ける私をようやく見つけたいんです

平気なふりばかりの毎日は

もうとっくに限界なんです

だから本当の私をちゃんと見てほしいんです