Lyric

ひこうき雲を追いかけてるみたいな朝

てんとう虫の鳴き声で目を覚ました

慎重に嘘を積み重ねた未来の中

天上から降り注いだ声が根ざした

適当に服を選んで出かけてる朝

検討もつかぬまま何処を目指した

ひとりきりの海が冷めた未来をまた

線上から振り落とせど声がした

繋いだ線の現状目を逸らした

明日の予定も未定のまんま気ままに歩く

音量ちょっと上げてみたりしたんだけどさ

僕の世界には立ち入れないままだな

精一杯の言葉を乗せ

一回きりの音が飛び出した

整理したいことがあるのを思い出した

そして引き出しを開けた

心情を雲で覆い隠してるみたいな朝

返答もできずまた目を逸らした

慎重に嘘を積み重ねた未来の中

ひとりきりの誰かの声がした

精一杯の音が届かないのが怖いんだ

吐き出した言葉が君を縛り付けるのが怖いんだ

でも泣き出したい心が今もひび割れていくんだ

だから引き出しを開けた

精一杯の言葉を乗せ

一回きりの音が飛び出した

整理したくても止まらない何かが溢れ出した

伝えたいことがあるのを思い出した

そして引き出しを開けた

うまれたての歌

下手くそでいいから

ひとりきりの歌声が枯れてしまう前に

ぼやけた手のひら

下手くそでいいから

まだ歌いたいならまだ息をしたいなら

誰かの手を握って

誰かの手に縋って

誰もいないなら

この歌でいいから

心を預けてみて