歌詞

この想い乗せた言葉も

届かずに消えてしまうなら

掻き毟るような下手くそな歌を

響かせる

響かせる

指先に込めた心の端っこじゃ

全てを伝うには不充分で

紙の端っこで指を切るように

知らないうちに傷が増えていった

求めるたび傷ついて

離れるたび痛みだして

この想い乗せた言葉も

届かずに消えてしまうなら

掻き毟るような下手くそな歌を

響かせる

響かせよう

思ったことがふと口を衝くたびに

針で刺すような痛みを覚えた

逃げた先にはなにもないのに

薄っぺらな言葉に浸かった

僕は弱かった

この想い乗せた言葉も

届かずに消えてしまうなら

掻き毟るような下手くそな歌を

響かせる

響かせよう

伸ばした指先が

いつか誰かを傷つけるとして

それを繋がりと呼ぶのなら

痛みに耐えながら

焼かれるほどの温もりを

それでも僕は求めるよ

この想い乗せた言葉を

飲み込んで逃げてしまうなら

枯れてしまうような消えそうな声で

伝えるよ

伝えるよ

この想い乗せた言葉も

届かずに消えてしまうなら

掻き毟るような下手くそな歌を

響かせる

響かせよう